春のごちそう

枚方市穂谷集落に和食屋さんが開店しました。里山四季菜 紫麻。古民家を改装したそうです。昨日年金が入ったので、出かけました。昼のメニューは一種類、萌黄コース。9種プレート、蒸し物、油物(焼き物)、ご飯、汁物、香の物、デザートとコーヒーです。

今日のプレートは、筍の木の芽和え湯葉、桜色の胡麻豆腐、鯛のおつくり、わらびなど。蒸し物は湯葉入り茶わん蒸し、ご飯は筍ご飯でした。野菜は穂谷産を使っているそうです。春を感じられてうれしかった。

 

竹の寒干し

奈良県の高山は茶筅の産地。冬には材料の竹(主にハチク)を干す光景が見られる。

茶筅は抹茶をたてる際に使われる。起源は中国の宋時代(960-1279)にさかのぼるらしい。抹茶を飲む習慣は唐時代(618-907)だそうで、唐時代には竹筴というものでかきまぜていた。筴だから、箸なのかぜいちくのように細い竹ひごを束ねていたのだろうか。

竹の寒干し

茶筅

 

GPSの精度

Drogger RWS.DCというGPS受信機を買った。日本のGPS衛星みちびきのLD6信号を受信して高精度の位置補正が可能だという。スマホの多くはみちびきのLC1/A信号を受信している。RWS.DCとiphone 12と登山で使っているエプソンGPSウォッチMX-500を街の中を歩いて比較してみた。

1枚目の図は赤線がRWS.DCで青線がiphoneiphoneは道から外れることもあるが、かなり正確。2枚目の図は青線がiphoneで、赤の破線がGPSウォッチで、iphoneの方が正確だ。iphoneはモバイル電波によって補正しているのかもしれないので、モバイルをoffにしたのが3枚目。iphoneの精度が落ちた。

 

 

iphone(青線)とGPSウォッチ(赤破線)

RWS.DC(赤線)とモバイルをoffにしたiphone(青線)

 

教えるとは希望を語ること

私が好きなフランスの詩人はアラゴンとエリュアールだ。

アラゴンの「ストらスブール大学の歌」の一節は日本でよく引用される。

教えるとは希望を語ること。 学ぶとは誠実を胸に刻むこと」(大島博光訳

 

ストラスブールはフランスだが、かつては神聖ローマ帝国に属し、フランス領となってからもドイツの国境近くにあり、独仏間で領有権が争われてきた。1919年にフランス領となるが、1940年にナチスによって侵略された。1943年11月、ナチスによってストラスブール大学の教授や学生が殺され、数百人が逮捕された。それに対する怒りを込めてアラゴンがつづった詩だ。

 

「学問とは永い永い忍耐
だが今 なぜすべてのものが黙っているのか
ナチどもははいりこんできて 殺している
暴力だけがやつらのただ一つの特性だ
殺すことだけがやつらのただ一つの学問だ」

 

学問が実を結ぶには永い忍耐が必要なのだが、政権や経済界は短期で経済に結び付く技術だけを求める。肉体を殺しはしないが、学問の自由を殺している。

 

そんなストラスブールを見たくて、ドイツを旅行したついでに訪れた。写真は詩の中に出てくるカテドラル。

 

 

 

見られるより見ること

「40 歳になったら、人は自分の顔に責任を持たねばならない」とリンカーンが言ったそうだ。半分は正しくて、半分は間違っている。私は自分の顔にあまり意識をしたことはないが、鏡や写真で見ると貧相だと感じるものの、どうでも良いと思ってしまう。

私の知人の女性は眼瞼下垂もあって随分気にしている。出会った男性から、『汚い顔』だという顔をされると悩んでいた。

学生時代に読んだ本で人に見られるより人を見ることの方が大事だと書いてあったのを記憶している。人をさげすんで見ていることは絶対にしないでおこう。

インド旅行

インドに行った。悠久の時の流れ、14億を超える人々、IT人材。
写真はガンジス川で沐浴する人。近くの火葬場では薪の煙がのぼっていた。

北インドの1月は最高気温が十数度、朝晩は4~5度。油断して薄手のジャンパーしか持っていかなかった。インドのバスは冷房はあるが暖房はない。隙間風が吹く車中で凍えてしまった。

ガンジス川で沐浴する人