1月27日はホロコースト犠牲者を想起する国際デー

International Holocaust Remembrance Day

 

2017年8月13日にアウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館を見学しました。今回行先にポーランドを選んだ理由のひとつにここの見学があります。

 

アウシュヴィッツ強制収容所は1940年に、ポーランド政治犯を収容するために設立されました。収容者が増えたため、10月には第二収容所ビルケナウが建設されます。1942年1月、ドイツ国内のユダヤ人10万人のアウシュヴィッツ移送が始まります。1944年にはユダヤ人585,000人が送られます。1945年1月27日にソ連軍によって解放されるまでにユダヤ人110万人、ポーランド人15万人、ロマ2万3千人、ソ連軍捕虜1万5千人、その他2万5千人が収容されました。

 

博物館は1947年に開館しました。この年の訪問者は17万人、1954年までは年間20万人程度でした。2011年には140万人、2019年には230万人と急増しています。ヨーロッパからの訪問者が多いのですが、2011年の数値では韓国からの訪問者が4万3千人で9位、日本の1万700人を大きく引き離しています。

 

ガイドの案内なしには見学できない時間帯が設定されています。個人で見学するには、その時間帯を避けて、事前に予約する必要があります。

https://visit.auschwitz.org/

また、クラクフからバスで行くなら、

http://rozklady.mda.malopolska.pl/

で時刻表を検索できます。行先は、Auschwitzでなく、OŚWIĘCIM MUZEUM です。クラクフ中央駅にあるバスターミナルから乗ります。

 

朝起きると豪雨でしたが、アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館に到着するころには小降りになっていました。第1収容所に入場するのに結構行列ができています。

ゲート

いよいよ、入場。ゲートにはARBEIT MACHT FREI(労働は自由への道)の文字があります。

レンガ造りの収容棟と鉄条網が重苦しい歴史を伝えます。訪問者は4号館から順に収容棟を回って展示を見学します。

 

館内は犠牲者の遺品などが展示されています。これは収容された際の顔写真。

 

こちらは使われた毒ガスの缶。

 

最後がガス室と焼却炉のある第1クレマトリウムです。

 

次は隣接する第2収容所です。