蕎麦屋めぐり 後半

名古屋の石月

大名古屋ビルヂングにある蕎麦屋、石月で昼食。東京に本社がある店のようです。先日の玄水と違って、大衆的な店構え。入ってすぐに機械駆動の石臼が置いてあって、石臼で蕎麦をひいているようです。天ぷらせいろを食べました。天ぷらは美味しいのですが、蕎麦には玄水での感動はありませんでした。値段が約半分なので。蕎麦は鹿児島産、二八でやや薄い色合いで細く切られていました。太さが揃っていて、機械で切ったのでしょうか。無難な味でした。

石月のてんぷらせいろ

石月の石臼とそばの説明

天六のたかま

大阪には日本一長い商店街、天神橋筋商店街があります。アーケードがあるのは6丁目までで、そこから少し北に歩いた7丁目にミシュランガイド2022でビブグルマンに選ばれた蕎麦屋たかまがあります。お昼だけの営業で、品切れになり次第閉店するとあります。現在は12席なので、土曜日の今日は常に数名待ちでした。

10割蕎麦のみで盛りそば(更科?)と田舎そばが選べます。今日は天ぷらをつけずに、田舎そばを食べました。細打ちで、上品な食感です。細いためか短く切れていました。わさびは店ですりおろしているようでした。そばの量は多く、先日食べた玄水の2倍くらいありそうでした。水を完全に切らずに含ませ、のどごしを良くしています。鰹だしの効いたそばつゆは甘みをおさえた辛口。

そば湯はとろみがついて濃厚でした。

たかまの田舎そば

北浜の土山人

大阪北浜の蕎麦屋、土山人に行った。この日はお盆前の最終日で予約していない客が入れなかった。

古い和風のお店で趣がある。今日は連れ合いと夕方にでかけた。明日からお盆休みだというので、念のため昨日予約を入れておいたのが正解。開店10分前にお店に着いたとき、すでに一組待っておられて、私たちの後ろにも二組来られた。でも私たち以外の三組は予約なしだったので、入店できず。

 

水茄子とマグロのサラダ、子持ちこんにゃく、だし巻き、鶏の桑焼きをつまみに、日本酒。王禄の中取り純米は初めて飲む。

 

蕎麦は粗挽き田舎(900円)と温盛りせいろ(1000円)を注文。粗挽きせいろは堅めのしっかりとした歯ごたえ。太さは1.6mm x 2.6mmほど。温盛りせいろはやや細目で、1.2mm x 1.8mmほどでした。そばの厚みや切り幅の標準は1.3 mmだそうだが、ゆでると当然太くなる。

土山人の田舎そば

谷町四丁目守破離

谷町四丁目守破離という蕎麦屋。時間が30分しかなかったので、ざるそばのみにしました。

二八と十割両方あるのですが、十割を頼みました(890円)。今日の蕎麦は夏新蕎麦だそうです。

 殻を入れない白い蕎麦で、太打ち、2.3mm×1.9mm程度だと思います。もちもち感があって、好きな蕎麦でした。

わさびは自分でおろすようになってました。

守破離の十割そば

わさび

三味洪庵

京都の三味洪庵で十割田舎蕎麦(1200円)をいただきました。切り幅は2mm程度、歯ごたえと香りは十分でした。この店は1861年創業だそうです。

三味洪庵の十割田舎そば

三味洪庵の店内

大阪

 

蕎麦は日本食というイメージですが、世界の蕎麦生産量のうち日本の生産量は2%、消費量は6.6%。カザフスタンではそばがゆを食べました。ロシア系の方からいただいたので、ロシア料理でしょうか。フランスでは有名なそば粉のガレットがあります。


天神の土山人

すだち蕎麦(1250円)

さわやかな香りと見た目がうれしい。でも、蕎麦を味わうにはせいろが良い。

断面は2.6 mm×3.9 mm、暖かい汁に入っているので少し伸びているのだろうが太い

すだちそば